◎【詩】ある日のこと

◎たまご

慣れない職場

あまりの息苦しさに外に飛び出した


人目を避けて建物の陰で一息つく

「疲れた…」

そう呟きながら私は空に目をやった


誰にも見られないように…

そう思って隠れたはずなのに

月と目があった

見つかってしまった


いくら一人になろうとしても

見られているんだなあ

隠し事をしても

全部お見通しなんだなあ


監視されてるのではない

見守られているのだ

だから私は一人じゃない


そうわかったら

仕事に戻る足取りが軽かった


(転職してすぐの疲れた日の出来事)

◎たまご

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